読書の秋は出版社も本気になる?という話

日が暮れるのが早くなって夜が長くなり、夏の暑さも和らいで涼しくなると、読書にいっそう精が出る日も増える。

僕の生活にとって読書は日常だけれど、「読書の秋」と言われれば、やっぱりそうだよなぁとも思う。

そして、その言葉があるからか、9月に入った途端に各出版社が告知する出版予定の本がどれも魅力的な作品ばかりになる気がするのだ。

実際、9月の書籍代は他の月よりも多くて、さすがにこれ以上はと自制した。
そのくらいに、いい本ばかりが出版される1か月だったと思っている。

積読もするし、2~3冊を同時並行で読み進めたりもするけれど、やっぱり1冊ずつ向き合ってじっくりと読むのが楽しい。

だから、僕の部屋の中には次に読まれるのを待つ本がたくさんあり、これ以上は買わないように今は気をつけている。

まだ読めてない本をストックするより、1冊を読み終えてから新しい本を買うという読書のスタイルもあるけれど、どうも僕はなじめない。

なぜなら、その日の気分によって、読みたい本のジャンルやストーリーの雰囲気が異なるからだ。

例えば、小説といっても、友情なのか恋愛なのか、家族に関係する物語なのか、主戦場になるストーリーも学校が舞台なのか喫茶店なのか、会社やお店とかいろいろ分かれている。

ただ、小説は読み始めると、中途半端な場所で読むのをやめるのが難しいから、ついついその章を読み終えるまで読みたいのもあり、時間がないときはなかなか読み進められない。

であれば、エッセイとか随筆のほうが、1つのストーリーが短ければ1~2ページ、長くても5ページ程度が多いので、移動中の電車とか待ち合わせのちょっとした時間にサラッと読めるから好きだ。

最近、「読書離れ」というトピックが、ネットニュースやSNSを賑わせたけれど、正直な話、それは何も今に始まったことではなくて、もうずっと前からある話だ。

スマホよりも遥か前の話。駅のホームで電車を待つ人の手には新聞や本があった。
でも、新聞や本に取って代わったのが、スマホというだけの話だけではないのだろうか?

本が好きな人は今日も本を読むし、カバンの中に本は入っているし、本屋に行くのだと思う。

少し話が脱線してしまったけれど、秋はいい本が多すぎる。

そして、そんないい本が生まれるのは、書いてくれた作者はもちろん、出版に関わるすべての方のおかげだ。
僕は今日も変わらずに読書をするけれど、いい本が手元に増える「読書の秋」は、やっぱりいい季節だなぁと思う。

今日は何の本を読もうか?この秋はどんな本に出会えるか?
本と読書の時間をじっくりと楽しみ味わっていきたい。

喫茶七色|akira

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