好きな人がなぜか岩手県出身が多く、行ってみたい場所・お店もたくさんあり、盛岡という街にずっと憧れを持っている。
冷麺が好きだから、「本場の味を一度食べてみたいんです!」といつもの喫茶店のママに話すと、銀座にある「ぴょんぴょん舎」という焼肉屋を教えてくれた。
最近買った岩手に関する旅行誌の冷麺に関するページにも載っていて、盛岡に行くのが難しいなら、せめておいしい冷麺は食べようということで行ってきた。

季節によって果物がスイカかナシになるらしく、季節的にどうなんだろうと思っていたけれど、まだスイカだった。
今年の夏はあまり食べられる機会がなかったから、思いがけずうれしい。
岩手の作家くどうれいんさんの『水中で口笛』という歌集には、こんな句が収められている。
噛めるひかり 啜れるひかり 飲めるひかり 祈りのように盛岡冷麵
月並なことしか言えないけれど、とても好きな句だ。
冷麺はそば粉で作るお店もあるけれど、小麦粉を練って茹で、冷水でしめた麺をスープから箸で持ち上げると、キラキラと透き通っていてきれいだった。
いつかは盛岡に行って冷麺巡りをしてみたい。
なんか、焼肉屋さんって、肉を食べないで冷麺だけを食べに行っていいのかなといつも躊躇してしまう。
喫茶七色|akira