食わず嫌いが減る=大人になるという話

誰しも食べ物の好き嫌いはあるだろうけれど、昔は嫌いだった食べ物が今は平気になって、むしろ好物というか、「あれがあると嬉しいよね」と思うときがある。

個人的に嫌いが好きになった食べ物をバーッと挙げてみる。ふきのとう・タラの芽・レバー・ウニ・あん肝とかかな。

子どもの頃とか思春期に自分から好んで食べることなんかしなかったし、むしろそれを喜んで食べている親の姿を不思議な目でみていた過去がある。

じゃあ、なぜ今なら好きなのか?それはお酒を飲むようになって、味覚が変化した?成長した?からではないかなと思う。

例えば、タラの芽の天ぷらは塩につけてビールでいただくと、ほろ苦さをビールが中和してくれる感じがしてたまらない。

あん肝ならやっぱり日本酒。それも冷酒がいい。冷酒をキュッと流し込むと、あん肝のなめらかで濃厚な味わいが際立つ気がする。

ひと癖・ふた癖あったり、食べすぎると痛風になるぞ!とかいわれる食べ物ほど、大人だからおいしい味わいがそこにある。

ただ、過去嫌いだった食べ物をいつどのようにして克服したのかといわれれば、不思議とまったく記憶にない。でも、当時は自分からは頼まないだろうから、誰かにすすめられて恐る恐る食べたんだと思う。

そこでお酒と一緒に味わっておいしさに気づき、嫌いが好きに変わったのだろう。

食べ物の気づきは今までの人生を損してきたような気分になるけれど、気づいたときからがはじまり。

食べ物の好き嫌いは個人的なものだから、無理にとはいわないけれど、昔から嫌いのままで今はお酒が飲めるとかであれば、改めて食べてみるともしかしたら好きに変わるかもしれない✨

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