忘れていた夏が帰ってきた

浴衣を着て祭りを楽しむパートナーの写真

「盆踊りの練習をしているの」とパートナーからLINEが来て、「あ、もうそんな時期なんだ」と思いました。

そして、僕はそういうイベントにすっかりご無沙汰で、ここ何年かは夏らしい夏を過ごしていないことに気づきました。

コロナ前、つまり2019年よりも前は、夏になれば祭りとか花火大会とか、いかにも「夏」を感じられる場所に出向いたものです。

でも、コロナを境に夏のイベントはしばらく中止されていて、やっと去年や今年(2023年、2024年)くらいから、以前と変わらない状態に戻りつつある感じです。

パートナーが参加する盆踊りの祭りも、実に5年ぶりの開催とのことでした。

夕方になって夜が近づいても暑さは続いていて、「去年より今年のほうが暑いね」と毎年言っているような気がします。

会場近くでパートナーを待っていると、浴衣姿で現れました。
浴衣はお母さんも着ていて数十年選手。でも、まったく色褪せていない美しさがあります。

盆踊り会場は小学校の校庭。さっそく会場に入ると、もう既にたくさんの人だかりが。

祭り会場の写真
冷やされているスイカの写真

やぐらを中心にたくさんの提灯がぶら下がっており、暗くなって光が灯されるのを待っています。

大人も子どもも楽しみなのは屋台。どこも行列ができています。射的にクジ、焼きそば、かき氷、焼鳥などなど、いろんな良い匂いが混ざっては漂ってきます。

パートナーに連れられてあるテントに向かうと、盆踊りの練習で仲良くなったおばさま方がいて挨拶を交わし、パートナーは踊りに向かいました。

盆踊りを楽しむパートナーの写真

次から次へと続く盆踊りの曲目に合わせて、パートナーやおばさま方、子どもや大人、おじいさんにおばあさんまで、老若男女を問わずにみんな踊りを楽しんでいます。

パートナーも練習の甲斐あってか、随分上手に踊っています。

そうして踊っていると日も暮れてきて、風と相まって涼しくなってきました。提灯にも明かりが灯り、もっと夏のお祭りらしい雰囲気に仕上がってきました。

日が暮れて明かりが灯った提灯たちの写真

踊りが終わるたびに、お茶やビール、スイカなどが振る舞われ、みんなで味わいます。

スイカは今年初めて食べました。やっぱり緑に黒の縞々模様、赤い果肉のアイツは夏に欠かせませんね。

皆に振る舞われるお茶やビールの写真
皆に振る舞われるスイカの写真

日も完全に暮れて夜が訪れると、提灯と屋台のオレンジ色の明かりで、盆踊り会場がぼうっと浮かび上がるかのような…非日常感のある不思議さは、本当ここ何年失われていた感覚です。

盆踊りはまだまだこれから。パートナーも変わらずに踊っています。

盆踊りを楽しむパートナーの写真

河内おとこ節や地域名を冠した曲目、アンパンマン音頭といった変わりどころまで、盆踊りといってもバリエーションの豊富さに驚かされます。

全部で3回の踊りを繰り返し、お楽しみ抽選会などの楽しい時間もあり、盆踊りのある夏祭りはあっという間に過ぎていきました。

僕のなかですっかりと忘れていた夏がようやく帰ってきた気がします。やっぱり夏らしさ、季節を楽しめる瞬間は何にも代えがたいものがありますね。

おばさま方に勧められたビールの写真

にしてもおばさま方のパワーには驚かされました。将来の老人会は安泰だとか、ビールを次から次へと勧められて、酔いも回りました。

いい意味で地元感がある場所に仲間入りできて楽しかった。

次は花火大会かな?熱中症やコロナに気をつけながら、コロナ前のような夏を今年は楽しみたいものです。

喫茶七色|akira

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