ある方とLINEで本の話をしていたら、1枚の画像が送られてきた。それは『バーテンダー』という漫画の表紙写真で、僕がお酒を飲むのも勉強するのも好きになった作品だ。
でも、表紙写真が、1~22巻のどれとも違っていて、それが新作だと気づくまでに時間はかからなかった。過去の名作品がまさか今になって新作!?と嬉しくなり、本屋に行くのが待ち遠しくて仕方なかった。
そして次の日、仕事を終えて急ぎ足で本屋へと向かう。そして、棚から新作の『バーテンダー イーデンホール』を見つけた。
グッと来るのは、12年以上経って今作の作画が、当時も担当していた長友健篩さんであることだ。あとがきで本人が述べているとおり、絵のクオリティーも上がっていて、キャラクターやカクテルの美しさもいっそう際立っていた。
バーテンダーはただの酒漫画ではなく、カクテルやバーという空間、バーテンダーとお客とのやり取りから、人生とは?生きるとは?まで学べる・気づきを得られる漫画だと思っている。
過去に出た作品は、もちろん何度も読み直したが、今回の新作もストーリーから得られることが多すぎて、少しだけクラクラした。でも、それを理解できるだけ、自分も少しは大人になりつつあるのかな?
作中で取り上げられていたオールドファッションドがやたらおいしそうに見えたので、今度いつものバーで飲んでみようと思う。
喫茶七色|akira